『新桃太郎伝説』は桃鉄よりも有名?このRPGが意外にも面白い魅力。

SFC

 

 

どうも! 魁堵(かいと)です!

さっそくではありますがスーパーファミコン(以下、SFC)で発売された「新桃太郎伝説」というRPGをご存じでしょうか?

こちらは一番有名である「桃太郎電鉄」でもお馴染みのキャラクターである「桃太郎」、「金太郎」、「浦島太郎」、「夜叉姫」などを連れて、地獄に控える鬼族の王『伐折羅王(ばさらおう)』(えんま大王は改心している)を討伐するまでのお話になります。

この作品は前作(FC、PCエンジン)ではコミカル調がかなり強かったのに対して、今作からは超がつくほどのシリアスな展開になりました。

そして、子供たちではなく完全に大人狙いではないかと思うぐらいの仕上がりを見せています。

 

そんなSFC「新桃太郎伝説」のシリアスかつ面白い魅力を簡単に紹介させてもらいます!

 

ちなみに他のスーパーファミコンの紹介としてスーファミ育成ゲーム!『ワンダープロジェクトJ』でピーノを育てよう…!懐かしき名作『スーパーマリオRPG』は今更ながら画期的に面白い…!なども紹介していますので是非ご覧ください。

 

さぁ、真の鬼退治に向かおうではないか。

 

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 『新桃太郎伝説』とは?

FC(ファミコン)版『桃太郎伝説』の6年後の世界を描いた正統な続編。

これまでのファミコンやネオジオの時と比べてギャグ要素はかなり抑えられて、勧善懲悪の大枠は継承しつつも超絶シリアスな物語に変身した。

 

 『新桃太郎伝説』┃内容

 

桃太郎が仲間と共に「鬼が島」の”えんま大王”を懲らしめて早6年の月日が流れた。

改心した”えんま大王”は「愛」と「勇気」に目覚めて鬼と人間の共存を訴えるまでに善人になっていた。

だが、「鬼が島」の地下にある地獄に鬼族の王『伐折羅王(ばさらおう)』の裁きと、腹心の『カルラ』の暗躍により”えんま大王”は奈落の底に拉致される。

伐折羅王は桃太郎がえんま大王の元から救出した”かぐや姫”の奪還を画策し、息子のダイダ王子とカルラの二人で月の宮殿へと向かい、『かぐや姫』の強奪を企てる。

かぐや姫の危機の知らせを受けた桃太郎は宮殿へと向かうが、あえなくダイダ王子との戦いに敗れ、かつ全ての力を奪われて万事休す。

月から家に戻された桃太郎は果たしてかぐや姫を救うことができるのかってお話。

 

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『新桃太郎伝説』┃5大ゲームシステム

タクティカル・ウェザー・バトル

本作の戦闘では「天候」というシステムが存在し、フィールドで敵と戦闘に入るたびに(一定の確率)で天気が決定してキャラ属性にあった特殊効果が発動します。

天候の種類は、「日照り」・「日本晴」・「晴れ」・「雨」・「雷雨」・「雪」・「時化」と大きく7種類に分類されます。

※地域により天候の良しあしが決まる。

 

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アクティブ・ウォーキング

敵が出現しない場所で「桃太郎」以外の仲間がフリーダムに動き出すのがこのシステム。

仲間によって動きが違うので、それぞれの動作を楽しむことができる。仲間毎の癖がかなり強いのでイライラすることも多い。

 

ヴァリアブル・メッセージ

桃太郎を含めて総勢『19人』の仲間が存在する。

ストーリーでの上重要な場面や強敵との戦闘でパーティに入れている仲間が固有のセリフを喋り楽しむことができる。

 

ベベルビュウ・マップ

(C)1993 HUDSON

 

フィールドマップはSFCでは革新的であった”拡大縮小機能”を活用した斜め上からの見下ろす視点でプレイする。

 

スーパーインポーズ

戦闘ではお馴染みの「メッセージウインドウ」が存在せずに、背景にそのまま文字が表示されるという斬新なシステム。

 

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『新桃太郎伝説』の意外にも面白い魅力とは?

ほのぼのとした雰囲気から超絶シリアス展開

(C)1993 HUDSON

 

前作を未プレイの方にもわかりやすく説明しますと持ち味であった自由度の高いコミカル要素が強かった前作が続いた中での、超シリアスな展開になったことに驚愕しました。

話の流れの原点は、ちゃんと”昔話”をイメージしているのですが正義と悪が明確に写し出されています。

『仏教思想』の概念より、”釈迦の教えを厳格に実行””自己の救済を追求する上座部仏教”と”利他行の精神をもって一切衆生の救済により自身の成仏を目指す大乗仏教の対比”など。

 実力がまかり通る社会で生きる『鬼』と人助けを重んじている『桃太郎』の対立というのが大まかな流れになっております。

苦しい中でも鬼と人が共存できるように頑張るお話なのですが、幾分桃太郎シリーズで亡くなる描写が多々あります。

人魚か、人魚ですね。辛い。

 

RPGの醍醐味、19人もなる多くの仲間たち

(C)1993 HUDSON

 

ゲームの楽しみの一つとして仲間のバラエティの多さが際立ちます。

「19人」(お供が3人いるので合わせると22人)もいる仲間たちが盛り上げます。

キャラの特徴を生かし楽しめます。 

ですが、最終的にパーティは桃太郎、金太郎、浦島太郎、夜叉姫と固定になっていくのは内緒の話。

仲間が多いせいでパワーバランスが大幅に狂っているのも特徴であり、風神・雷神以降に仲間になるキャラ達は本当に使えない。

特にみんなお馴染み「貧乏神」はネタキャラです。

敵で登場した時は金盗んできます。使えない…だが面白い。

 

あまり無かった和風RPGという枠組みのゲーム

(C)1993 HUDSON

 

1990年代の中期に発売されたこの作品ですが、ハドソン待望の「桃太郎伝説」シリーズとして出されて多くのファンを獲得したこの作品は懐かしの名作RPGでしょう!

次の年にFFⅣが発売されて、一気に影が薄くなってしまうのですが一部のコアなファンでは今でも面白かったと口に揃えて言うのは間違いないです。

SFCの時代を司る一本としては大満足の出来でした。

 

最後に。

一つ言い忘れましたが、このゲームは難易度が非常に高いです。

しかも、エンカウント率が鬼高く操作性もいまいち、しかも雑魚的にさえもギリギリの戦闘を強いられるコトが多いのでイライラが募ることもしばしばあります!

ですが、その難易度をクリアした “やってやったぞ!” と歓喜に満ち溢れながらストーリーのクオリティが高かったのが全てチャラになってしまう補正が入り感無量にもなります。

今ではSFCでしかプレイすることができないですが、持っている方は是非ハードでコアな和風RPGを体験してみてください…絶対発狂します!

なんだこれって!

ではでは!

和風RPGを簡単に紹介した魁堵(かいと)でしたー!

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