今回はスクエニの名作『クロノ・トリガー』をピックアップ。
1995年に発売されてロープレの新時代を築いたことでも有名であり、鳥山明先生の絵に坂口氏のFF要素、シナリオにはドラクエの堀井雄二氏という当時では考えられない豪華布陣でした。
今でも名作として名高く、その内容とゲームバランス、そして何世代でも楽しめるのが大きなポイント。
そんなクロノ・トリガーの、今でもハマる魅力を簡単に紹介させてもらいます。
こちらはNEVERまとめ(2020年9月30日にサービス終了)で執筆した「【ゲーム】今からハマる「クロノ・トリガー(SFC版)」の魅力。」の移行記事になります。また、他のRPGとして「スイッチで遊べる「ドラクエ」で是非プレイしてほしい厳選8作品。」や「スイッチで遊べる「FF」で是非プレイしてほしい厳選6作品。」なども紹介しておりますので是非ご覧ください。
さぁ、クロトリで強くてニューゲームしようか。
『クロノ・トリガー』とは?
ジャンルは王道ロールプレイングゲーム。
タイトルであるクロノ・トリガーの内、“クロノ”はギリシア語で「時」、“トリガー”は英語で「引き金」を意味し、日本語にすると「時の引き金」になっています。
『FF』シリーズの生みの親である「坂口博信」、そして『ドラクエ』シリーズでの脚本でお馴染み「堀井雄二」、さらには『漫画家』の「鳥山明」がコラボレーションするという昔では考えられないプロジェクト作品。
ハードとしてはSFC版・PS版・DS版・Wiiバーチャルコンソロール・ゲームアーカイブス・steam版・スマホ版(iOS、Android)で現在はプレイできます。
『クロノ・トリガー』ストーリー
主人公であるクロノは、千年祭が開催された街で謎の少女マールと出会い共に行動することになる。
そこで幼馴染みのルッカが開発していた転送装置を見に赴くと、転送に参加したマールが偶然の事故により別の時間軸に転送されてしまう。
主人公であるクロノは彼女を取り戻すべく、時を駆けて後を追いかけるお話。
【オススメゲーム】SFC「クロノトリガー」有名なので皆知ってるかもw このゲームは僕がはじめてRPGを面白いと思った作品ですね。ストーリーも面白く、名作はやっぱり音楽がいいですw そして隠し要素も豊富でかなり長く楽しめました。PS版やDS版等あるみたいですので、ぜひプレイあれ。
— FUJIHEY! (@FUJIHEY55555) July 27, 2020
『クロノ・トリガー』世界設定
クロノ・トリガーではマールが消えたことがきっかけになり、様々な時間軸を移動してマールを救い出すと共に世界を脅かす”ラヴォス”を倒し世界を平和にする物語でもあります。
原始(B.C.65000000)
原始(B.C.65000000)は、猿から進化した人間と恐竜から進化した恐竜人がそれぞれ争っており、「大地のおきて」に従い次の時代への生き残りバトルをしている。
古代(B.C.12000)
古代(B.C.12000)は、雪と氷に覆われている極寒の世界で、現代では失われた「魔法」が主軸として使われていた時代。
中世(A.D.600)
中世(A.D.600)は、魔王という存在がモンスターの軍団を率いて、世界征服を目論んでいる。
人間側の勇者であるサイラスは剣士グレンと共に魔王討伐を志していたが、サイラスは敗れてしまい絶望の淵に立たされている時代。
現代(A.D.1000)
現代(A.D.1000)は、ガルディア王国の千年祭を祝う平和に酔いしれており、王国に住む少年クロノが祭りの会場で一人の少女と出会ったことで時が動き出す。
幼馴染の科学者である「ルッカ」が発明したテレポッドという転送装置が暴走したことがきっかけで、時を駆ける冒険が始まる。
世界崩壊(A.D.1999)
世界崩壊(A.D.1999)は、「ラヴォスの日」1時24分に6000万年以上もの長きに渡って地中深くに潜んでいたラヴォスが、地上に姿を現してしまい地球は死の星となる時代。
未来(A.D.2300)
未来(A.D.2300)は、死の星となった地球に人々は地上に残るシェルターでわずかに生き長らえていた。
崩壊した街は暴走した機械、さらにはミュータントで溢れかえってしまい生きている人々に危害を加えていた。
世界の結末を確認してしまった主人公達は、未来を変える為にラヴォスを倒すことを決意する時代。
黒の夢(B.C.12000 – A.D.2300)
黒の夢(B.C.12000 – A.D.2300)は、古代で”ラヴォス”を呼び覚ました後の海底神殿が変化した姿。
※物語の終盤で「原始」以外では同じ場所に全て出現している。
時の最果て(∞)
ヌゥみたいなのがいる。
主人公達が物語を進める上での重要な場所であり、全ての時代に通じている時空を越えた謎の場所。
『クロノ・トリガー』キャラクター
クロノ
物語の主人公である少年。17歳
セリフは一切喋らないクールガイが特徴で、逆立った鮮やかな赤い髪とハチマキがトレードマーク。
最初はパーティから外すことができないが、終盤ではフリーメンバーとなる為に主人公の意味が無い。
死んだり、生き返ったり、生き返らせなかったり色々選べる。
日本刀と天属性の魔法による攻撃がメインになり、「虹(にじ)」という武器を装備してから完全に無敵化する。
マール
クロノが千年祭会場で出会った少女。16歳。
A.D.1000年のガルディア王国の王女であり、本名はマールディア (Nadia) 。
天真爛漫でおてんばな性格が現代っ子、さらには父親に反発して「城出」し、クロノたちと旅をするという強制的キャラ。
武器はボウガンもしくは弓を使い、属性は水、その中でも氷系の魔法を主に使う。
初期段階から回復技を使うことができ、攻撃魔法・回復魔法・蘇生魔法・補助魔法を覚えていく。
魔力が高いため回復魔法の効果が高い。
ルッカ
クロノの幼馴染の少女。19歳。
アラレちゃんと瓜二つというのは言うまでもない。
大の発明好きで、自分の才能に強い自信を持っている天才ガール。
機械やロボットを作ったり直すのが趣味で、彼女の開発したテレポッド(転移装置)から事件は始まる。
ガン(銃)を武器として使うい、属性は火なので炎で敵を焼き尽くす魔法を使う。
火属性の魔法と各種発明品による攻撃が強力なキャラクターであり、魔力が高いため、火属性の魔法は大ダメージが期待できる。
※最終メンバーに入れている人は、ほとんどみたことがない。
カエル(グレン)
中世ガルディア王国の騎士。
2週目では必ずと言って良いほどに名前を「グレン」に変える。
ガルディア王国前騎士団長であった親友サイラスの遺志を継ぎ、新たなる「勇者」として伝説の剣グランドリオンを手に戦うけど折れたりする。
元はグレン (Glenn) という名の人間だったが、魔王の呪いによりカエルの姿になってしまうカエル野郎。
武器は西洋の剣で、属性はマールと同じく水だが、攻撃魔法は水の力を使うウォーター系となっている。
攻撃魔法と回復魔法の両方を使うことができる万能戦士。
ロボ(プロメテス)
未来の「プロメテドーム」で壊れかけたまま放置されていたが、ルッカが修理し仲間となったロボット。
未来での本名(コードネーム)は「プロメテス」だが、マールの助言を受けたクロノが勝手に「ロボ」と名付けてしまういい加減さ。
製造番号は「R66-Y」。
内蔵されたロケットパンチやレーザーによる攻撃、ビームによる回復など多彩な技を使い、 レーザー等の内蔵武器を除けば、素手での打撃や体当たりを主体とするが、アーム(腕)の部分が換装可能な武器となっている。
ロボットのため属性はないが、スペッキオによるとレーザーなどの武器が冥攻撃によく似ているらしいが多分適当。
エイラ
原始時代の集落“イオカ村”の長。24歳。
パワフルでセクシーでとにかくエロい女性。
強い者を好む肉食系女子で、ストーリー中、マールの先祖であるらしいことが示唆される。
武器は使用せず、パンチ・キック・噛み付きなどの肉弾戦を得意とする。
ゲームシステム的には武器は装備変更できず「こぶし」で固定されているが、レベルアップをする事で「こぶし」⇒クリティカル率UP「こぶし」⇒クリティカル率UP混乱追加「てっけん」⇒クリティカル時には9999ダメージが出る「ごうけん」にと変化を遂げる。
※クロノ・トリガーの中では一番強い。むしろ強すぎるインフレキャラ。
魔王(ジャキ)
中世ガルディア王国の平和を脅かす魔族を統べる存在。
後世では「ラヴォスを生み出して世界を滅ぼそうとした」と伝えられているが、実は古代ジール王国の王子ジャキであり、自らの手で倒すためにラヴォスを目覚めさせようとしていた。
鎌(大鎌)を武器とし、回転しながら敵を切り裂く。属性は冥だが、天・火・水・冥の4種すべての魔法を使うことが可能。
そんなには強くはないが、見た目でパーティーに入れる人が多いのがこの人。
ヌゥ
どこにでもいる謎の生命体。
時の最果てでスペッキオが「ヌゥ」の姿をした時の、最終形態が初見では必ず敗れてしまうほど強い。
『クロノ・トリガー』魅力とは?
グラフィックの綺麗さ、細かさではなくストーリー重視
1995年とは思えないほどの非常に演出がよくできているRPGで、“これ以上の演出はゲームにいらない”と言う事をよくわからさせてくれる。
最近のグラフィックの綺麗さや細かい設定はこのゲームでは皆無であるが、一度ハマると後戻りができない当時のグラフィックがこゲームの魅力。
初めて「強くてニューゲーム」を最初に搭載したRPG
ゲームをクリアした状態で初めからプレイできるという斬新さがあります。
レベル、武器、アイテムは継続されてからの最強装備で最初からプレイが可能なのです。
何故この機能があるかと言うと複数あるエンディングがこのモ-ドのおかげでコンプリートできるからです。
確かRPGに強くてニューゲームを初めて導入したのってクロノトリガーだったはず
— はんぺん (@hanpen_00000) July 20, 2020
ドリームプロジェクト(坂口博信×堀井雄二×鳥山明)
当時はスクウェアとエニックスはライバル会社(現在は合併)でしたのでスクウェアでFFシリーズに関わっていた「坂口氏」とエニックスでドラクエシリーズに関わっていた「堀井氏」、そしてドラゴンボールでお馴染みの原画担当「鳥山氏」だったのも最高の魅力でした。
この3人あってこその『クロノ・トリガー』です。
クロノトリガーはドリームプロジェクトの名に恥じぬドリームだったし、つよくてニューゲームはあの頃は斬新だったとおもうし、マルチEDの数が半端なかったし、キャラデザが鳥山明の音楽が植松光田でなんかもう凄かった。何度も何度も遊んだよ
— さっこ🐸アリガト…✨ (@hynr) April 22, 2019
マルチエンディング
このゲームの楽しみ方の一つとしてエンディングが一つじゃありません。
SFC版、PS版、Wiiバーチャルコンソロール、ゲームアーカイブスでは12個、DS版、steam版スマホ版では13個あります。
全てコンプリートする事に意味があります。
そう、自己満足のやり込む為に。
続編に『クロノ・クロス(ChronoCross)』
PS版、ゲームアーカイブでプレイが可能です。
『クロノ・トリガー』における”現代”から20年後にあたるA.D.1,020年が舞台。
前作の舞台となったゼナン大陸の辺境にある海域エルニドで物語は幕をあける。
※この「エルニド」は設定上、前作の舞台には登場しない地域。
前作はタイムトラベルがテーマだったのですが、今作はパラレルワールドをメインテーマに置いています。
2つの世界であるHOME WORLD(ホーム・ワールド)と、ANOTHER WORLD(アナザー・ワールド)を行き来しながら物語が進んでいきます。
非公式リメイク&ファンメイドについて。
『Chrono Trigger: Resurrection』
非公式のリメイクとして『Chrono Trigger: Resurrection』という作品がトレーラーであります。
非公式で製作が進められていたために、2004年9月6日にスクウェア・エニックスから製作停止を求められて中止になりました。
これが公認で発売されていれば凄いことになっていたかと。
『Chorono BREAK』
Simon S. Andersen氏という方が『クロノ・トリガー』シリーズの続編をファンメイドでトレイラーだけ製作した作品。
愛が溢れています。
最後に。
今でもたびたび上がる名作「クロノ・トリガー」。
ゲームシステムから、ストーリー、そして夢のドリームプロジェクト。
色褪せぬゲームを皆さんもプレイしてみてはどうでしょうか。
きっとクロノトリガーの世界観に没頭できますよ。
ではでは!
クロトリを推していく魁堵(かいと)でしたー!